Xperia Z5 SO-01Hを1ヶ月使った感想

12/03/2015

Android

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Xperia Z5 SO-01Hを使い始めて約1ヶ月経ったので、雑にですが感想をまとめておこうと思います。

バッテリーもちはそんなに悪くない

自分の使い方での感想ですが、以前使っていたXperia Z3 SO-01G(以下Z3、基本的にこちらとの比較になります)と比べて少しバッテリーもちは悪いかな?という程度です。はっきりと持たなくなったという印象ではなく、一日を終えた時に残数値を確認してなんとなく少ないかも、というくらい。
といっても、実はNOTTVなど不要なアプリを無効化したうえでの感想がこれです。使い始めて2~3日の間は何もせずに使用していたのですが、その間はスリープ時でさえバッテリーの減りが速くて朝使い始めたら夕方までにバッテリーの心配をしなくてはいけなくなるんじゃないかというレベルでした。おそらくバッテリーがまだ起きてないのもあったのでしょうが、そういうこともあってZ3ではしていなかった不要なアプリの無効化を行ったわけです。
その結果が次の通り。


SoCにSnapdragon 810を採用しているうえZ3比でバッテリー容量自体が小さくなっており(3100mAh→2900mAh)、他のS810機でのバッテリー持ちに対する評価も良くなかったために心配な点筆頭に挙げられた部分ですが、スクリーンショットで示したくらいの利用状況(日中は2時間に1回、各10~30分程度触る)というような使い方だとほぼ変わらない感覚で使えます。
Z3でのデータを取っていなかったので感覚での話になりますが、スリープ時のバッテリ消費が少し抑えられる一方で、高負荷時の消費は大きく増えているというような感じです。WebブラウジングやTwitter程度ではそこまで減りが速くなるわけではなく、カメラ、特に動画撮影や3D系のゲームアプリで遊んでいるとガクッと減ります。私はそういったことはそんなに使わないので「バッテリー持ち意外と普通だな」という感想になりましたが、つまりヘビーなスマホゲーマーにとってはZ3よりもバッテリーが持たないという評価になるのだろうと思います。その代わりに、後述しますが3Dモデルの動きは満足のいくものになっています。

AFは速いが、シャッターラグがある

Z5からハイブリッドオートフォーカスが採用され、 最速0.03秒で合焦すると謳っているカメラ機能。確かにピントはサクッと合わせてくれますし、プレミアムおまかせオートでの撮影サイズ変更や色合いの調整が可能になるなど、以前よりも使いやすいものになっています。
プレミアムおまかせオートの改善は結構ありがたいものだと思っています。これまで8Mサイズでしか撮影できなかったのに対し23MPサイズでも撮れるようになったので、後で編集するから高解像度で撮りたい・さっと使えるデータが欲しいから8Mで十分、という風に好みで使い分けられます。あとシーンの自動判定、というか料理モードへの切り替え精度があがった感じがしていて、プレミアムメシマズオートからの脱却感が感じられます。


一方で、シャッターを押してから実際に撮影されるまでのラグが気になります。側面のカメラボタンで半押しAFを行ってから撮影するという場合に、ボタンを押し込んでから撮影されるまでの間にもう一度ピント合わせしているんじゃないかという程度のラグがあって、「瞬間を狙う」という点においては大きなマイナスポイントになっていると思います(スマホカメラにどこまで求めてるんだという話でもある)。
ここは考え方次第ですが、このように半押しでピント合わせ→しっかり構えて撮影という流れで見れば気になるラグがあるのに対して、AFから撮影まで一気に行う(シャッターボタン全押しやタッチ撮影)のであれば、全機種に比べてとても速くなっていると感じます。どちらにより注目するか次第でしょう前者のラグが気にならなければ最高なんだから何とかしろ

実際のカメラ画質がどうかというところについては、また機会があれば。画質自体はZ3とほぼ同じだと思います。

指紋認証は速くて便利、でも状況次第

今回から搭載となった電源ボタン一体型の指紋センサですが、当初は「その位置は使いづらいだろ」と思っていたものの、実際使っていると悪くないです。


認識速度や精度については、実際に使っていたiPhone 6と比べると「速くはないけど遅いというほどでもない」と。iPhone 6S/6S Pusはとても速いらしいですが、iPhoneと比べられるべきは速度・精度ではなくOSとしての指紋認証機能の使い方でしょう。現状ロック解除とdocomo版のみdocomo IDの生体認証に使える程度ですので、パスワード入力の代わりに使えたりするiOSに比べると不満は多いです。この辺りはAndroid 6.0で改善されるので、今後に期待です。

ただ気になるのが、状況次第で指紋の認識精度が極端に悪化すること。少し汗で濡れていたり変な角度で触ったりすると、数回繰り返してもうまく認識せずすぐにPINコードの入力を求められるようになります。次機種では、汗はともかく触れる角度についてはもっとうまく認識するように期待したいです。

動作は基本的に快適だがZ3よりは熱く安定感に欠ける

まず、スリープからの復帰直後に顕著なのですが僅かながらカクつきます。それ以外は特に不満無く、気になる発熱時にも動作に影響が出てくることは(今のところ)ありません。
発熱についても、Z4や他のS810機をまともに触っていないという前提での話ですが思っていたよりは熱くないです。Z3と比較して熱くなり始めるのが速く温度も高いのは間違いないのですが、主に熱を持つ部分が片手操作時に手の平に触れにくい本体上部中心ということと、発熱によるCPU動作の制限・レスポンスの低下が感じられないために、現状問題視するほどではないと感じています。

デレステについても3D標準設定でのライブシーンが快適に再生されますし、数回プレイする程度ではまともにプレイできなくなるということもありません(もっとガチでやってて十数回以上の連続プレイは当たり前、とかだと違う評価になるかも)。また、これは個人的な部分でもあるかと思いますが、Z3ではタッチ判定がガバガバでまともにできなかったデレステがZ5だとちゃんとフルコンも狙えるというのは、間違いなくZ5に変えたことでの利点です。逆にスクフェスは同時押しの判定がズレたり(また、何故かかなりシビアになった)、ごく稀にキングクリムゾンするようになったりとダメになりました。ゲーム性においてスクフェス>>>デレステと考えて相変わらずスクフェスメインでプレイしている自分としては、とてもつらいです。

参考までにAntutuベンチの結果。この為に測定しなおしたら、過去最高スコアが出ました(これまでは50000~55000程度でした)。

その他の気になる点

・SIMトレイの変更
SIMカードトレイとmicroSDカードトレイが一体化されました。microSDを抜き差しすることはほぼありませんが、地味に面倒くさいです。


・USB端子 microUSB端子がキャップレス防水に対応したことは、間違いなく使いやすさにつながっています。というかZ3からZ5に変えてみるかと思った理由の一つです。これでUSB Type-Cならもっと良かったのですが。

・画面輝度の自動調整がおかしい 時々ですが、スリープさせていていざ使おうと思った時に屋外の日光下でもないのに輝度が最大化&屋外向けの調整になることがあります。この現象自体はZ3でも起きたことはあるのですが、正直Z5になって1日1回は起きているような印象です。照度センサを指で塞いで戻る時が多いのですが、まれにそれでも戻らないことがあってとても見づらい。個体差なのかもしれませんが、アップデートで直るなら早く直してほしいですし、そうでないなら修理に出すしかないですね。

結局Z5はどうなのか

普通にメインで使えてしまっています。
「Z3売ってZ5買ってしまおうかな……仮にどうしようもないクソだったとしてもDesire 626あるしなw ええやろw」という感じで半分ノリでの機種変更だったのですが、ある意味拍子抜けです。
かといってZ3から変えて大満足というわけでもないですし、もしZ3/Z3CからZ5/Z5Cに変えようか悩んでいる人がいたとしたら決して勧めはしないでしょう。Z3/Z3Cは未だに快適かつ安定して使える良機種です。もちろん、Z5以外の冬モデルにするのはどうか?という選択肢もありますしね。売れ行きはかなり偏ってるようですが、別にXperiaの出来が良くて他がダメと一概に言えるわけではありません。



使っているアクセサリ

Spigenのガラスフィルムとケース、あとラスタバナナだったかの背面デザインフィルムを買いました。今回からなのか知りませんが、Spigenのガラスフィルムも以前に比べて安くなっていたので、当初適当な中華ガラスを買う予定だったのを変更してこちらを購入。パッケージ自体は安いガラスと同じような感じになりましたが、ガラスフィルムには貼り付け用のタグが付いていて非常に貼りやすかったです。また、指の滑りも相変わらず良くて、この辺は激安フィルムとブランド名を背負わせたフィルムとの違いなのかなと思ったり。


ケースの方は、カメラボタンとボリュームボタンまで覆っていてかつ突起になっており、とても押しやすいのが利点。Spigenの比較的ガッチリめのケースはずっとこのようなデザインになっていますが、他社のケースでこういう風になっているのはあまり見た記憶がありません。


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